先日、ScanSnap S1500を入手した。
これまでフラットベッドスキャナ、インクジェット複合機などを使ってきたが、紙の資料などをスキャンするというのはどうにも面倒くさい作業がつきまとうもので、よっぽど必要に駆られないとやる気が起きないし、いつしかなるべく必要性を回避しようと無意識に思っていた。
でも、かねて評判を聞いていたScanSnapを使ってみると、とにかく書類をスキャンするのが楽しい。
楽しいだけではなく、生理的に気持ちいい。
おかげで、いるのかいらないかよく分からないけれど捨てたらあとで困るかもしれないもの(たいていの場合必要な機会に恵まれぬまま数年経つ)を、次から次へとスキャンして、原本を捨てられるようになった。
おかげで部屋もスッキリ! ……って言えるほどまでにはスッキリしていないのだが、それはまた別のお話。
なお、この製品にはMac用(S1500M)も用意されている。
とはいえ、ドライバはどちらの製品にもWindows/Mac両対応のものが同梱されているので、大きな違いはAdobe Acrobatと名刺ファイリングソフトの対応OSぐらい。
要するに、単純に書類をスキャンしてPDF化し、必要があればPDFファイル内の文字列をOCRでさせて検索可能にするってことだけでいえば、Windows用を買おうがMac用を買おうが、一通りのことは可能なのだ。
Windows用を入手しながらも、自宅のメイン環境がMacである僕は、名刺スキャンもMacでなんとかしたいと思っていたんだが、Windows用に付属しているのは、当然のことながらWindows用の「名刺ファイリングOCR V3.0」のみ。
で、Mac用に付属している名刺ファイリングソフト「CardMinder」は、Windows用には同梱されていない。
ところが先日、このCardMinderの単体発売が発表された。
ただし、S1500の下位モデルであるS510MおよびS300M(CardMinderが当初付属していなかったモデル)用のオプションという位置づけだ。
これが発表されてすぐに、この個別販売されるCardMinderはS1500での動作に対応していないのか、PFUのサポートに電話をしてみると、
「あくまでもS510MとS300M用のものという位置づけで、厳密な動作確認はこの2機種分しかしていない。ただし、S1500でも動かないってわけではない。でも動作保証はできないので、自己責任で」
といった回答が。
つまるところ、暗にS1500でも使えるよーってことだと判断し、早速PFUダイレクトで購入!
届いたので使ってみると、予想以上に快適に名刺をスキャン&OCRしまくってくれ、非常に便利。
かつてフラットベッドスキャナ+名刺ORCソフトを使って10枚単位で名刺を読み込んでいたときの苦労が100だとしたら、ScanSnap+CardMinderは25ぐらい。
OCRで認識できない部分も多々あるが、それはそれで人間の目って凄いなーと思いながら、手作業で修正するしかない。
でも、そんな作業がさほど苦に思えないほど、とにかくバシバシ名刺を読み込んでくれるのが便利。
Macオンリーの環境の人なら、最初からS1500Mを買えばいいと思うけど、とりあえずWindowsモデルを購入後、Macでも名刺管理したいなーって思った人は、CardMinderの単体販売を利用すればいいと思う。
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