Xperia Z3 Tablet Compactは、内蔵ヘッドホン端子を介したハイレゾ音源の出力に対応している。ハイレゾ音源を堪能するには対応したヘッドホンも必要だが、そこそこ値が張るものが多く(エントリーモデルでも2万円ぐらいから)、気軽に買えるようなものではなかった。
しかし2014年11月、ELECOMがハイレゾヘッドホン市場に参入。1万円前後で購入できる商品を発売した。
そのうちの一つ、「ELECOM ハイレゾ対応 ステレオヘッドホン(マイク付) カナルタイプ 12.5mmドライバ CH2000 ゴールド EHP-CH2000SGD」を今年の3月に購入。以来、使ったり使わなかったりしてきた。
音質に関しては、ややドンシャリ傾向はあるものの、サウンドの精細さを実感できるもので、やかましい音楽を聴きがちな自分としては大きな不満はなく、ハイレゾヘッドホンの入門機としては十分な性能であるように思う。
ただ、なぜかiPhone 6 Plusとの相性が悪い(そもそもハイレゾ再生に対応していないiPhone 6 Plusと組み合わせて使うこと自体が間違っているような気もするが、日常的にさまざまなデバイスを持ち歩いている以上、ヘッドホンぐらいは一本を使い回したいのだ)。
iPhone 6 Plusで使っていると、音楽再生が勝手に止まったり、ボイスコントロールが起動したり、適当な数字の羅列に音声発信をしようとしたりする。鞄やポケットにiPhone 6 Plusを入れて、快適に音楽を楽しもうというときに、これではストレスがたまってしまう。
そこでELECOMのサポートに連絡して症状を伝えたところ、小さなワッシャーが送られてきた。そのワッシャーをヘッドホンに装着したところ、iPhone 6 Plusとの相性も改善されたようで、誤作動の頻度が明らかに低下した。
製品の仕様上の問題なのか、個体の問題なのかは不明だが、接触に原因があったようだ……ということで。
※追記
ワッシャーをかました状態だとXperia Z3 Tablet Comapctではヘッドホンを認識しない。もちろんワッシャーを外せば使えるが……。
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