カテゴリー別アーカイブ: Stage

ネイキッドの意味

 相も変わらず東京パフォーマンスドールばかりを見に行っており、その都度何かしら思うことがあったとしても、それをきちんと整理してまとめる前に次のイベントが……。合間には普通に仕事もしてるしね。
 でもさすがに一度まとめておきたいなって、2015年11月3日に渋谷のDUO MUSIC EXCHANGEで行われた、「東京パフォーマンスドール〜ダンスサミット ネイキッドSP 2015秋〜」を見たら強く思ったので、気力を振り絞って書いておくことにする。あくまで自分用のメモなので異論があってもしょうがないし、議論するつもりもなしってことで。


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東京パフォーマンスドール「PLAY×LIVE『1×0』アンコール公演エピソード1&2」が非常に素晴らしかった件

※非公開状態のままだったことに気付いたので2014年6月12日にUp。現状とかけ離れている点もあるが、当時、目が節穴だったということで……

1月31日〜2月11日の期間、渋谷のCBGKシブゲキ!!において、東京パフォーマンスドール「PLAY×LIVE『1×0』アンコール公演EPISODE 1&2」が開催された。

この公演は、昨年8月に行われた「PLAY×LIVE『1×0』EPISODE 1」および「同 2」の再演という位置付けだ。とはいえ、そのまま同じことをやったわけではなく、脚本や演出の一部に変更が加えられていたほか、Dance Summitパートでは、EPISODE 1と2のそれぞれで異なるセットリストが用意されていた。

結論から言ってしまうと、とにかく素晴らしかった。昨年、EPISODE 1〜5までを演じきったことで、メンバー達はここまでスキルアップするものなのかと、何度となく驚かされた。
そして同時に、初演時は不満に思っていたポイントの多くを演出面への消化不良であると判断してしまっていたのは、こちらの目が節穴だったのではないか? という気すらしてきた。
というのも今回、EPISODE 1と2でそれぞれ主役を演じた高嶋菜七、小林晏夕、上西星来、脇あかりの4人は舞台の上で自然に生きていて、ちょっとした間にも、さまざまな情報を詰め込むことに成功していたのだ。初演時、間延びをしているように感じた個所の多くは、演者のスキル不足によって、間を演じることができず、単なる空白になっていると感じてしまっていたのかもしれない。
もちろん、芝居に不慣れな演者をフォローするような演出ではなかった……という意味では、初演時の演出にもの申したい気持ちは残る。しかし、演者に対して高いハードルを設け、それを乗り越えさせる意図が込められていたのではないかと考えると、さまざまな部分で合点がいく。

そういった育成過程の不完全なものを、決して安くはないチケット代を払った観客に見せることが適切か否かについて議論の余地は残るかもしれないが、何だかんだで初演から見続けてしまっている以上、不完全なものが完成形に近づく様を娯楽として享受できたのは間違いないし、自分にとってはここ最近で、最も楽しめるエンターテイメントだったと思う。
今回もそこそこの回数を見に行ったが、同じ物語であるにも関わらず、決して飽きることはなかったし、とにかく楽しい毎日を過ごすことができたのは確かだ。

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東京パフォーマンスドールのどこに魅力を感じているのかまとめ

 昨年の後半は仕事以外を、ほぼほぼ東京パフォーマンスドールを見ることに費やしてきたような気がする。
 最初のうちは、公演ごとにちょこちょこ様子見をするぐらいのつもりだったのに、いつの間にか公演期間中に仕事の都合などで会場に行けないでいると、妙にそわそわしてしまうまでになっていた。
 1月31日からアンコール公演も始まることだし、なぜここまで、現在のTPDに魅力を感じてしまっているのか、現時点での気分をまとめておこう。

(1)落ち着いて見られる環境が魅力的
(2)メンバーが全員(ストレートな意味で)魅力的
(3)EPISODEごとに主役が変わるのが魅力的
(4)EPISODEごとに異なる挑戦を見せてくれるのが魅力的
(5)映像、音響、照明、演出、衣装などが魅力的
(6)Dance Summitがとにかく魅力的
(7)少しずつ成長していく様をじっくり楽しみたい
(8)TPD≠TPD。でも別にそれでいい

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東京パフォーマンスドール PLAY×LIVE『1×0』EPISODE 3

 8月に上演されたPLAY×LIVE『1×0』EPISODE 1&2から少し時間を置いて、10月11日〜14日に同EPISODE 3の公演が、それまでと同じくCBGKシブゲキ!!にて行われた。

 以下もやはり、ステージを複数回(というか6公演中6回)見て、帰宅後にメモをしておいたものを、パンフレットに書かれたあらすじと組み合わせて再構成したものだ。あくまで自分の目と耳と脳に刻まれた何らかの記憶を、整理しておくのが目的であり、それ以上でも以下でもない。
 時期的にやたらと遅れたのは、下書きの段階で放置しているうちに面倒になってきただというだけで他意はない。が、そろそろアンコール公演も近づいてきていることだし……と、気力を振り絞ってみた次第。

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東京パフォーマンスドール PLAY×LIVE『1×0』EPISODE 2

 EPISODE 1の翌週、前回と同じCBGKシブゲキ!!で「東京パフォーマンスドール PLAY×LIVE『1×0』EPISODE 2」が上演された。
 事前の予告どおり、PLAY×LIVEはEPISODE 1〜5の連鎖公演であり、EPISODE 2はその名のとおり2番目のお話という位置付けだ。

 以下もまた、ステージを複数回見て、終演後にその都度メモをとったものをベースに、パンフレットを見つつまとめたものであり、えらい勢いの事実誤認などもあるかもしれない。あくまで僕が見たEPISODE 2は、こんな感じだったということで、話半分で読んでいただけると幸いだ(誰向けの言い訳なんだこれは)。


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TPDお練り〜CBGKシブゲキ!!への道〜

 東京パフォーマンスドールがプロモーションのために、渋谷マークシティのそばでうちわ配りをしていたのは7月28日のこと。
 うちわは各メンバーの写真が入ったものが10種類用意されていて、公演当日にそのうちわにメッセージを書いて持っていくと、帰りにはそのメンバーからの返事が記入されたうちわを返してもらえるという試みだった。

 まあ、行く。
 この日だけでなく、8月4日にも同様のイベントは行われたのだが、ちゃんと行った。
 7月28日が撮影フリーだったことが一部で伝わったからか、8月4日には大勢のアマチュアカメラマンが集っていた。結果、「人が多すぎるのでイベント中止!」という事態に陥りはしたものの、のちのち笑い話になるのであれば、それはそれでありだろう。とりあえず、撮った写真の一部を。今さらながら。

上西星来
上西星来
美波沙南
美波沙南
浜崎香帆
浜崎香帆
神宮沙紀
神宮沙紀
飯田桜子
飯田桜子
小林晏夕
小林晏夕
橘 二葉
橘 二葉
高嶋菜七
高嶋菜七
脇あかり
脇あかり
櫻井紗季
櫻井紗季

東京パフォーマンスドール PLAY×LIVE『1×0』EPISODE 1

記者発表会で明らかにされたのは、今度の東京パフォーマンスドールが当面、「PLAY×LIVE」(プレイバイライブ)という形で、一つの公演において演劇とライブの両方を見せていくということ。
僕としてはライブさえ見られればそれでいいのだが、演劇も決して嫌いではない。だいたい、旧TPDのフォーマットをそのまま踏襲するだけでは新しいものなど生まれないし、ただ安易なリバイバルはTPDらしくないような気はするので、今回はこういう形だというのであれば、それに従うしかないだろう。
※もちろん、では何がTPDらしさなのか? という疑問も生まれるが、その答えはいずれ考える

ただ、これはTPDに限った話ではないのだが、たとえどんなに演者が魅力的であろうと、演劇は脚本や演出と自分の感性との相性が悪いと、うまく楽しめないものだ。公開稽古のときに配られたフライヤーに書かれていた、『1×0』(ワンバイゼロ)という公演の基本設定、

物語の舞台は「2013年シブヤ」。地下深くに張り巡らされた流水路に引きずり込まれたTPDのメンバーが見たモノは−−。「1×0」の本当の意味とは−−。

を読んで、そんな不安が膨らんでいた。結論から言えば、杞憂であったし、当たってもいたのだが……。

なお、8月15日〜18日に上演されたのは、そんな1×0の「EPISODE 1」。ちなみに「EPISODE 2」は8月22日〜25日に、「EPISODE 3」は10月11日〜14日に、「EPISODE 4」は11月21日〜24日、そして1×0の最終話となる「EPISODE 5」は12月20日〜25日に上演される予定となっている。

 

■『1×0』EPISODE 1

さて、EPISODE 1の内容に話を移そう。  以下は、劇場を出てから記憶をざっとメモしていき、それを数回繰り返して差分をとったものをベースに、公演パンフレットの内容を加味しつつ、せーのでまとめてみたものだ。なので順番は前後しているかもしれないし、さまざまな部分で勘違いしているかもしれない。あくまでも僕が見た舞台はこうだった、というだけの話である。と、最初に言い訳をしておく。 続きを読む 東京パフォーマンスドール PLAY×LIVE『1×0』EPISODE 1

東京パフォーマンスドール 公開稽古&手売り会

 東京パフォーマンスドールの記者発表会の会場を出るときに配られたチラシで、7月15日には、公開稽古&チケット手売り会が行われることを知った。気になる子ができてしまった以上、行かないという選択肢はない。

 当日。会場に入って最初に目にしたのは、ステージ上でウォーミングアップをするTPDのメンバーの姿。着席してから開演まで、振り付け助手のかけ声に合わせて、ひたすらウォーミングアップするメンバー。プロレスを見に行ったら試合開始前に若手選手がスパーリングをしているのを目撃したときのような気分になった。
 開演時間になると、今度は振り付けの先生の指示に合わせて、フォーメーションを中心とした振り付けの確認がスタート。そのほとんどが、先生によるカウントで、どんな曲なのかは分からないまま時は過ぎていく。
 終盤、「じゃあ曲を」という感じで、音楽を流しながら先程までの稽古の流れになって、それが「CATCH!!」のアウトロと、「夢を」のイントロであることに気付く。当然、どちらもアレンジが施されたバージョンだ。

 手売り会は、10人のメンバーが2人ずつ、5組のペアに分かれ、各公演日程に振り分けられていた。公演日時で選ぼうとすると興味のあるメンバーのところに行けないかもしれない。興味のあるメンバーのところに行けば、行きたい公演日時を選べないかも知れない。そんな仕様。
 結果、僕は行けない日のチケットを買って、それを友人に売り渡すことになったのだが、その友人も楽しんでくれたようだったので、きっとこれはこれで正しい行いだったんだろう。

 何にせよ、脇あかりちゃんとお話ができて良かったです。

新生 東京パフォーマンスドール

 東京パフォーマンスドールが復活することを知り、一般からの出席者を募る記者発表に申し込んだのが、6月6日のこと。めでたく当選し、6月19日には、CBGKシブゲキ!!(しぶげき)の2列目(最前列はプレス席だったので、一般客としては最前列)に腰を下ろしていた。

 僕自身は1993年8月に開催された武道館公演前後から、先代の東京パフォーマンスドールが好きだった。それ以降に自分が見て楽しむもののベースが、あの時期に築かれたのは間違いない。それだけに、TPDの名前には他人とはあまり共有しづらい思い入れがある。
 僕と同じように、あるいは僕以上にTPDの名前に思い入れを抱いている人達の中には、メンバーはともかくとして、かつてのスタッフが関わっていないものを、TPDとして認めるべきかどうかで意見が割れていたようだ。その気持ちはとても理解できる。
 ただ僕に限っては、政治的にな事情もあるにせよ、見せてくれるものに“らしさ”を感じられるならば、それでいいと思ったし、実際に見てから判断しようと決めた。

 記者発表会の日。アレンジされた「ダイヤモンドは傷つかない」のイントロを聴いた瞬間に、鳥肌が立った。もちろんそれは、ただの思い出補正だ。第一、先代のTPDがこの曲を演じる姿を、僕は生で見たことがない。TV収録以外では、あの7人がこの曲を歌うことはなかったように記憶している。
 その後のメンバー自己紹介、先代のリーダーである木原さとみが登場する映像、最大の出世株である篠原涼子からのメッセージビデオ上映などを経て、最後は「WEEKEND PARADISE」のパフォーマンス。
 アレンジも違うし、振り付けも違う。だけど、それを否定する気持ちには、まったくなれなかった。むしろ、正体の分からない可能性を感じて、もっと見たいと感じた。とくに、脇あかりちゃんを。

「ももクロ 秋の二大祭り」

 「ももクロ 秋の二大祭り」と題し、2011年10月30日にShibuya O-EASTで開催された「女祭り」(女性限定ライブ)と、2011年11月6日に品川ステラボールで開催された「男祭り」(男性限定ライブ)の、ほぼすべてを収録したDVDボックス。
 カメラの数は少なくないが、フラットな会場であるということもあってか、カメラワークに関しては最低の部類。寄るべきでないところで寄ったり、引くべきないところで引いたりと、見ていてイライラしてしまう。
 が、そうしたハンディキャップを補って余りあるほど、ももいろクローバーZというグループが持つ強度は、ステージセットなどが比較的シンプルであるだけに、浮き彫りになっている。

 とくに「女祭り」のDisc-2、「行くぜっ!怪盗少女」の間奏あたりは、何度見ても泣ける。本来であれば、有安の背中を馬跳びするはずの夏菜子が、それをしないシーン。ごくごく短い時間にもかかわらず、その判断をしたことの意味や意図を想像すると、どうしても泣きそうになってしまう。このシーンを見られるだけで、このDVDボックスは買い。「男祭り」の「ココ☆ナツ」御輿なんかは冗長だと思うんだけども。

 もちろん、体調の悪さからかいちいち反応が遅れる有安の姿を見ると、とても悲しくなるんだけど、それでもやりきる姿勢については、やはり称賛せざるを得ない。